ウ「痛っ!か…噛まれちゃったわ!」
シ「早く!何か武器になるものを!」
ウ「武器?≪燃えない枝≫…えいっ!」
20200406_143908
枝で蛇を突き刺すと、蛇は赤と紫の血を噴き出して動かなくなった
ウ「痛…っ!足がこんなに腫れてる」
シ「毒だ!早く≪血清≫を!」
ウ「+23を+32に修正して…ああ…」
私は気を失った

ウ「魔術を使うわ。金・紫・青・透明で20!きゃー」
20200406_143326
鉱石は掌で振動した後、弾けて消え、床に五芒星の魔法陣を形作る
シ「これは…動く骨に効く≪緑の波動≫…」
ウ「五芒星…≪探索≫発動!…解毒の数理…1の位と10の位を入れ替えろ?うーん…まだ先へ進めないわ。魔術、金、紫、赤」
シ「蛇にゃ!」

ウ「全部調べたけどまだ先へ進めない…もう魔術を使うしか!金・青・赤!」
紫の竜巻が立ち上がり、安楽椅子へ…屍が動き出す!
屍「殺して…氷と…炎を…かけ合わせて…撃って…!」
ウ「わかったわ。楽にしてあげる…42!」
20200406_143012
屍「ごふ…あ…りが…とう」
ウ「四角形のエメラルドのペンダント…持っていくわ」

シ「つまり和、差の計算を先に使えるようにするものにゃ。鉱石は一つ。1回しか使えないにゃ」
ウ「まあそれは後で使うとして…鏡台の方へ行ってみましょ」
シ「不自然なまでに綺麗にゃ。罠かも…」
ウ「きゃー。右手が…」
シ「早く叩き壊すにゃ!」
ウ「≪氷の弾≫…壊れて!」
20200406_142605
パリーン
ウ「やった!…危なかったわ…」

某通訳さん解雇の報を驚きを持って読みました
なんでもギャンブルで巨額のお金を失ったとか…

私は1度だけ競馬の馬券を買ったことがあります
それは好きなゲームのキャラクターと同じ名前の馬が出走するとのことで、100円をその馬に賭けたのですが、見事に勝ちました
1番人気だったのでいくらも儲からず、以来競馬はレースを見ることはあっても賭けることはしませんでした

正装をしてドイツのバーデンバーデンのカジノへ行ったこともありました
1000円ほどでチップを購入してルーレットで赤に賭けて1度だけ遊んだのですが、プロセスが面白くないので「それだったらゲームセンターでお金を払ってゲームする方が楽しい」と思って、後は一緒に行った友人が賭けるのをぼんやりと眺めていただけでした
コーラも700円ぐらいしたと思います
びっくりしました

私はアルバイトの後、4度転職をして今の仕事をしています
アルバイトをしながら親元を離れる資金を貯めたり、最初の職場には「長くいないんだろうな」と感じていたので、極力物は買わないドケチ生活を送っていました
そんな私ですから、お金には未だにシビアです
よく言えば倹約家、悪く言えばケチです
コーラが700円もするカジノは完全に場違いでした

旅行やフィギュアはなるべく早く予約したりして出費を抑えます
お金は楽しいこと、買ったものが手元に残るものに使いたいと思っていますが、ギャンブルはその過程が楽しいものに思えませんでした
また、私の金銭感覚は多摩で育ったそれだったので、ゲーム1回50円です
無料の更新型ネットゲームを楽しみにしていたり、とにかく安上がりな楽しみが身近にありました

今もコツコツ貯蓄をしていますから、大金を夢見ないと言えば噓になります
でも中年になった今では「私程度の能力と思い切りのなさでは、今の収入と貯金額は至極妥当」だと思います
ひょっとしたら、競馬やカジノのスリルに味をしめ、ハマっていたかもしれません
が、運よく私はそれらにあまり興味を持てませんでした

お金は様々な場面で私たちを助けてくれます
が、時に人を狂わせます
某通訳さんのことも、少し同情します
誰しもギャンブルにハマってしまう要素や入口に立ってしまう経験はあると思いますし、一度ハマってしまうとそれを抗うのはとても困難だと思うからです
負けて失ってしまったお金を、その負けたギャンブルで取り返そうとしてしまうのは何故なのでしょうか?
次こそは運が自分の方に向く筈だ…と思ってしまうのでしょうか?

そのお金があればゲームセンターでゲームを何回遊べたでしょうか?
ポテトチップスが何袋買えたでしょうか?
旅行に何度行けたでしょうか?
フィギュアを何体買えたでしょうか??
そんな安上がりな物差ししか持たない私ですが、今はギャンブル中毒にならなかったことをラッキーだったと考えて(運点に1を加えよ)、今後も細々とやっていこうと気を引き締めた次第です
20200912_170008

ウ「私がたまたまつけたシルバが本名だったから?」
シ「そうにゃ。巻き込んで悪かったにゃ」
ウ「良かったぁ…銀にしなくて」
シ「危なかったにゃ。ともあれ、ウィッチは私が思った以上の魔法使いにゃ。魔女を倒してほしい…頼むにゃ」
ウ「…わかったわ。シルバも力を貸してね!…あら?『透明の鉱石を額の裏に隠す』?あったわ!」
20200406_141903
シ「透明は数式のカッコの役割にゃ」

シ「何もなさそうだにゃ」
額縁を調べると羊皮紙(画像)が所蔵してある
Farm_Wizard's_Adventure_image2
ウ「星の形?≪探索≫発動!シルバ…あなた…魔法使いだったの?」
シ「人嫌いだった私は猫に魂を移したにゃ。そこへ魔女がやってきて、私の体を使って…責任を感じたにゃ。猫に魂を移した時にかけた魔力再発動の条件が名前にゃ」

私は金・赤を重ねた
掌に炎の柱が立ち上がる
20200406_141540
シ「≪火柱≫の術だにゃ」
次に暖炉へ向かい、早速≪火柱≫を使って暖炉に火を点す
ウ「あら?あの枝、いつまで経っても燃えない。持ってこっと」
窓を調べるが、蔦に覆われていてほとんど外は見えない
剥製を調べる
鹿頭は巨大で、緑の角が一本折れている

上からズシン、ズシンという音がするが奥の階段へは体が押し戻されて進めない
私たちは安楽椅子に向かった
魔導士の女性が瓶を抱えて死んでいた
死後1か月は経っているだろうか…足首に猛毒の蔦が絡みついている
ウ「瓶は罠かも…ええい、ままよ!赤い石だわ」
20200406_141227
シ「赤は-5にゃ。術を試してみるにゃ!」

シ「≪探索≫発動にゃ!」
緑色の蛍のような発行体が現れ、体に入ってくる
シ「これは≪血清≫の術にゃ。黒い靄が消えてゆく…上の階へ急ぐにゃ」
私たちは階段を上った
ウ「また広間…左奥に暖炉、左に鏡台、右に鹿頭の剥製、右前に額縁、中央に安楽椅子…誰か座ってる?怖っ」
シ「動いてないにゃ」
20200406_140544

ウ「農夫は15人、足は150本。農夫の足は30本だから、狸は30匹ね。合計45」
扉が開く
シ「小さなベッドと古いロープしかないにゃ」
ウ「それじゃあ金+青の術を試すね。≪氷の弾≫!凄いわ」
20200406_140220
シ「これで鉱石は3つ。最初は必ず金。同じ色を同時に複数使えない」
ウ「金+紫+青=13。え?掌に星形模様?」

シ「しっかりするにゃ!」
20200406_135128
ウ「う…う~ん…右の本棚を調べるわ」
シ「術の計算式についてだにゃ。0や負の数になると死んでしまうにゃ」
ウ「怖い術ね。左の本棚の本はどれも紙がダメになってて読めないわ」
シ「奥の壁の鉱石も金だけ。奥の壁の扉は?」
ウ「何か書いてあるわ。『なぞなぞ』かしら?」

金に紫を重ねる
20200406_134928
シ「そう。それが≪探索≫の術にゃ。星形の何かを見ると発動するにゃ」
ウ「星形?じゃあ入口の北斗七星!きゃーっ」
何もない真っ白な空間…何か聞こえる…
声「あなたはもう答えを見つけています。最後の戦いで時が逆行する瞬間、あなた自身が壁に書いた数…読み…逆行…止め…て…」

次に壁の血文字を調べる
20200406_134705
ウ「お前が◆こに来る◆は◆度目だ。青◆紫の上に重ねる◆なかれ。61…何のことかしら?血の色から察するに以前に書かれたものと新しいものがあるみたいね。でも筆跡を見ると同一人物みたい…」
左の壁の鉱石は紫だ
シ「早速金と紫を重ねてみるにゃ。紫は+3だから10だにゃ」

部屋には魔導書が詰まった本棚が並び、まるで図書館のよう
壁紙には何か書きなぐられている
奥には観音開きの扉…
壁に沿って上り階段があるが、黒い靄が立ち込めていて進めない
ウ「まずは右の壁の鉱石から…青い石?」
20200406_134020
シ「金は7で青はx2だにゃ。金・青と重ねると7x2の計算式にゃ」
ウ「術は後で試すわね」

シ「入るにゃ」
シルバに促されて北斗七星レリーフがあしらわれた扉を開ける
巨岩の中は空洞で、光源のない光に照らされている
壁や床から金の鉱石が生えている
シ「ここからはこの鉱石を使った魔法しか使えないにゃ。金の石を取ってみるにゃ。石の色と個数の組み合わせで魔術が生み出されるにゃ」
20200406_133751

明日、やっとCさんが休暇から帰ってきます
その間に会議で残業があったり、クライアントさんからややこしい連絡があったり、障害を持った新しいクライアントさんの相手をしたりと、本当に忙しく、体力点もガリガリ削られました
私が嫌いで、普段はCさんに任せている業務をしなければならなかったのが最もキツく、その業務の間はイライラしっぱなしでした

インターネットで見たのですが、精神的に追い込まれたときに言うべき言葉に「ま、いっか」というものがあります
自分でもイライラが募ってきてるな…と思った時にふと思い出して、半信半疑で言ってみたのですが、効き目はなかなかで、怒りゲージがスーッと減っていくような感覚を覚えました

仕事では確かにタスクを遂行しなければなりませんが、それでも自分の命に関わることではありませんし、最悪辞めてしまうこともできます
こだわってイライラするより、うまくいかない日もあるわ…と割り切ってしまうのが得策と思える今日この頃です

勿論「ま、いっか」で済まない事もあるでしょうが、大抵のことはやり直しも、取り返しもききます
誰にでも効果があるか…は保証できませんが、精神的にキツく感じたときはネガティブなことを言う代わりに魔法の言葉「ま、いっか」を唱えてみてはいかがでしょう?
PXL_20240302_133304464

シ「ここから魔女の館へ行くには条件があるにゃ。その条件はゴニョゴニョ…(画像参照)」
Farm_Wizard's_Adventure_image01
ウ「成程。ではこのルートを通りましょう」
シ「さすがはウィッチ!頭がいいにゃ」
魔女の館は扉がついていなければ不気味で怪物のような巨大な岩にしか見えない
ウ「でも金色に発光した鉱石は美しいわ」

シ「魔女を止められるのはウィッチだけにゃ!」
ウ「でも私一人じゃ荷が重いよ…」
シ「私がついてるから大丈夫にゃ。事態は一刻を争うにゃ」
ウ「行くしかないのね…行くしか…」
その夜、シルバに案内に従い、空間転移で夜の森の南端に着く
20200406_133355
捻じれた樹木が立ち並び、黒い雲が薄暗い空を覆っている

ウ「シルバートンで見つけた銀色の猫だから…銀ちゃんはやめにして、シルバね」
シ「ミャ。よろしく、ウィッチ」
ウ「え?あなた、喋れるの?」
シ「喋れるようにニャったみたい。良い名前もらったからかにゃ?ねえ、黒い雲、気にならにゃい?」
ウ「何か知ってるの?」
シ「魔女のせい…放っておくと疫病が流行ったりするにゃ」
20200406_133055

ウ「今日もまた曇りなのね…」
黒い雲が空を覆う昼とも夜とも知れぬ日がもう1週間も続いている
ウ「カフェでケーキ食べて、暗い気持ちを吹き飛ばそっと」
私は空間転移を使ってシルバートンへ飛んだ

ウ「あぁ美味しかったぁ…あら?」
猫「ミャー」
ウ「可愛い猫!ねぇ、家に来ない?私一人暮らしなの」
猫「ミャ」
ウ「シルバートンで見つけた銀色の猫だから、銀ちゃ…」
盗「銀ちゃん、早く早く!置いていくわよ」
銀「ちょっと待ってくれよ、姐さん」
20200405_200217

20200209_143046
フィギュア劇第34弾は『夜の森の魔女』です
原作は梧桐重枝先生の『農魔導士ほんとの冒険』です
僅か57パラグラフの中に多くのパズルがぎっしり詰まった傑作ゲームブックです
甘い見通しで始めた私はその日は夜までかかって試行錯誤し、なんとかクリアできました
パラグラフジャンプにダミーまであって、正解ルートが巧妙に隠されています
緻密な描写や伏線は、ぜひ原作の方でお楽しみください
当時、ウィッチを出したい…そう思い続けて随分経ってしまいましたが、このゲームブックの再現とウィッチの投入が果たせたことがとても嬉しかったのを覚えています
原作では喋る本がお供なのですが、使い魔の猫、シルバをそのポジションに据えたり、葉を重ねた魔術は鉱石にしたり…とアレンジされていますので原作原理主義者の方、また、ネタバレを含みますのでこれから読まれる方はご注意ください
よろしくどうぞ

私たちは転送でブラックサンドへ戻ってきた
取り返したサルチをリリーに渡す
盗「リリーさん、妹さんの病気、治りそう?」
リ「はい。少し時間はかかりますが、半年後には完治するでしょう。薬を調合しますね」
魔「良かったのう、スコットさんや」
ス「はい!何から何まで…ありがとうございました!」
20200317_154522

エ「薬草は?」
闇エルフの死体からはサルチは出てこない
声「探し物はこれか?」
盗「誰?」
黒「黒騎士…見参!」
ス「サルチだ!それをどこで?お前が黒幕?」
黒「否。闇エルフが隠すのを見ていた。要るのか?要らんのか?」
盗「それが必要なの。返して下さらない?」
黒「よかろう。さらばだ!」
20200320_114119

エ「突っ込むまでだ!」
闇「小癪なやつめ!甘いワ!」
盗「まだまだ!」
20200317_152922
闇「フハハハ…歯応えのない奴らめ!お遊びはここまでだ!」
エ「こちらもな。シーフさん、退避だ!」
魔「くらえ…<電撃破>!!」
20200317_153909
闇「ぐおおおお!」
プスプス…ズーン
魔「…決まったわい!」
盗「オーバーキルw」

最近、節約系ユーチューバーと呼ばれる人たちの動画を見ています
その中で、お金持ちな人の生活に関して書かれた本や、お金持ちの人と実際に関わった人の動画があり、それを視聴しました

皆様の「お金持ち」のイメージってどんな感じですか?
私のそれは大きな豪邸とも呼べるような家に住み、高い食材で作られる料理を食べたり外食も高いレストラン、高級車を何台も所有していて、家事をするお手伝いさんがいる…そんな印象です

ところが、お金持ちの人たちの生活は驚くほど質素だそうです
強いて挙げるとすれば、納得のできる支出や投資には積極的なぐらいで、いわゆる「派手な生活」は一切ない…とのことでした
「なら、お金はどんどん貯まっていくわけね…納得」
思っていたのとは違いましたが、合点もいきました

節約系ユーチューバーの方々は口を揃えて「固定費を見直せ」「自炊しろ」「趣味、交際費の見直し」などを提唱しています
収入の大幅な改善が見込めないなら、支出を減らすしか貯金を伸ばすことはできないからです
それに合わせて「副業」したり「投資」をすることを勧めています
ですが、それ以上に重要なのはメンタルのようです

給料が上がらず、物価や税金が上がり続ける日本では「普通に生活していては貯金できない」ようです
実に多くの人が貯金をできていない現実があります
なので「普通でない」という自覚を持ち、友達付き合いも抑え気味にし、孤独に耐えて我慢強く貯金をしていくことを促しています

私は親が「ウチはお金がない」と言っていたのを真に受けて育ったせいか、なかなかケチな人間です
フィギュアには財布の紐が緩いのですが、それでも毎月まあまあの額の貯金ができている方だと思います
大きいのは、私には子供がおらず、車が必要ない地域に住めていることだと思います
また、僅かですが「お金でお金を増やす」ことも始めました
資格を取る前の数年前は大した所得がなかったのですが、その時から生活レベルを上げていないので、自動的に貯金できている感覚です

それでもふと考えることがあります
「私って何のために貯金してるんだっけ?」と
私は残念ながら早期退職して余生をゆったり過ごす…と言う程の蓄えはありません
まあ強いて言えば「老後のため」でしょうか
あとは後腐れなく旅行をするため…というのもあります

私自身は「貯金は我慢」「将来にお金を送っているだけ」という感覚はありません
ですが、今が楽しくないと続きませんし、思っていた普通の生活やお金持ちの贅沢を、少しばかりは堪能してみたい…という欲はあります
それは私の場合、旅行で解消されるのですが、その旅行も「交通費をなるべく抑える」「泊まるだけのホテルはなるべく安く」というルールで行っています
電車や飛行機の予約はかなり前に入れたり、フィギュアに関しても予約して買うことを徹底して、プレミア値には手を出さないようにしています

最近はインフレ、値上げと騒がれていて、今の蓄えの価値が一気に下がってしまうかもしれませんが、今を大切にしつつ、予算オーバーにならない生活を今後も心がけていけたらな…と思います
PXL_20240212_102817509

盗「はっ!」
オ「ぎゃー!」
魔「ファイアボっ!」
O「わー!」
エ「3連射!」
お「うわー!」
20200317_152530
盗「闇エルフ、あなたも手下の元へ送ってあげるわ」
闇「いきがるな!ファイアボっ!」
盗「くっ…」
エ「くらえ!何ィ!?」
闇「飛び道具は無効だ」
魔「…」
エ「(爺さん…よし)矢がダメなら…」

ス「向こうへ…な!?」
闇「スコット、まだ生きていたか!とっとと崖下へ身を投げるがいい」
ス「おのれ…貴様らのせいで」
エ「ここは私たちに任せるんだ」
闇「先に死ぬことをか?オーク共、やってしまえぃ!」
オ「アイアイサー!」
盗「一人一体ずつよ」
エ「了解した」
魔「ふぉっふぉっふぉ。久々の戦闘じゃわい」
20200317_151825

エ「なぜ自殺しようと?」
ス「盗みを犯し、悪に手を貸してしまった。妹の病も…」
魔「スコットさんよ、ではサルチを盗まずに妹さんの死を座して待つべきだったと?ワシはあんたがとった行動は素晴らしい、共感できるものだと思うぞ。自殺しても何も解決はせん。闇エルフはどちらに向かったんじゃ?」
20200317_150857

旅行記の続きです

お腹を満たした後、夜の街を徘徊することにしました
パジャマのズボンを履いたりして、防寒対策もしました
Zimmertoren
PXL_20240120_202029554
De Fortuin
PXL_20240120_202221145
運河へ入っていけます…入りませんけど
PXL_20240120_202159627
De Fortuinを別角度から
PXL_20240120_202247292
Lierの文字の左側は羊の頭…理由は後ほど書きますね
PXL_20240120_202329170
St-Jacobskapel
PXL_20240120_202550702
Grote Markt
PXL_20240120_202611793
Stadhuis
PXL_20240120_202632747
リールの街、また明日!
PXL_20240120_202721980
この後、持参した踏台で踏み台昇降を1時間して、夜中にシャワーを浴びてから寝ました

翌朝…
朝食が良いとは聞いていましたが、久しぶりにバイキングでない朝食でした
PXL_20240121_070714456
凄いボリュームでしたが、美味しくいただきました
冒険者は胃袋が強くなくては生き延びられないのです
朝食後、地図を見てまだ見ていないSpui(1時の方向にある⑤の家のような絵のやつです)を見るべく、出発します
PXL_20240303_084626443
Lierのシンボル、羊です
PXL_20240121_082937846
市庁舎の鐘楼にも赤い羊の頭がご覧いただけるかと思います
PXL_20240121_082956197
相変わらず凍っている運河
PXL_20240121_083637581
Sint-Gummarusを右手に見ながら進んでいきます
PXL_20240121_083808202
寒かった…そして何より寒かった…
PXL_20240121_084203165
そうこうしている間に到着しました
PXL_20240121_085219197
橋の役割もはたしているこのSpuiは通り抜けられます
PXL_20240121_085329817
現存する唯一の第2市壁だそうです
運河方面を見るとこんな感じ…ステキ!
PXL_20240121_085437207
壁は白かったですが、博物館にあった絵もこんな感じでしたね
さて、羊の頭です
14世紀にMechelen市との戦いに勝利したリール市に公爵ヤン2世が褒美を与えようと市民に問いました
「大学か家畜市場か、どちらにする?」
すると市民は家畜市場を選び、公爵は「ああ…哀れな羊の頭」と言って嘆いたとのこと
結局、大学はLeuvenに建てられ、今なおLeuvenは大学町として栄えています
が、リールも羊毛で富を得ました
PXL_20240121_085543843
Schapekoppenはリール人の誇らしい(?)ニックネームとなっているようです
ここは4月1日から10月31日までの観光シーズンは水上バスの停船所となっているようです
PXL_20240121_085527391
街へ向かってトボトボと歩いていきます
PXL_20240121_085628800
派手さはありませんが、こういうこじんまりした街っていいですよね
PXL_20240121_090949060
フランスやドイツのような大国パワーを感じない素朴さが魅力的です
PXL_20240121_091004140
De hooge Brugを渡って…
De Fortuinの脇を抜けて…
PXL_20240121_091556994
もちろん運河には入らずに…
PXL_20240121_091615180
De Zimmertorenの前を抜けて運河の方へ向かっていきます
PXL_20240121_091719577
ここも夏場は船の発着場のようです
PXL_20240121_091928640
羊飼いと羊の群れです
ベルギーの訪れた街々(点)が線で結ばれたようで、羊の頭の話はちょっと嬉しかったです
PXL_20240121_091846673
Sint-Margaritakerk
PXL_20240121_092103531
教会の近くに古いポンプがありました
PXL_20240121_092212419
聖マルガリータはドラゴンに飲み込まれてもお腹を破って生還したので、足元にドラゴンがいます
PXL_20240121_092137014
戦没者慰霊の碑です
PXL_20240121_092552576
この碑のある通りはベギン会修道院通りとなっています
PXL_20240121_092721197
それっぽい建物の中をガラス越しに撮影しましたが、これもベギン会修道院だと思います
PXL_20240121_092953039
パラダイス通りなるものも見つけました
PXL_20240121_093222765
Grote Marktはとても広く、こんな写真は撮れないので、見つけたポスターを撮影しました
PXL_20240121_093706629
さて、電車は午後3時ごろに出るので、それまで時間があります
ならば…とZimmer museumを訪れよう!とそちらへ向かったのですが…
PXL_20240121_101028544
お昼休みに入ってしまったようで、入館できませんでした…やんぬる
PXL_20240121_101054764
仕方なく、近くにあったカフェに退避しました
PXL_20240121_102556119
名物菓子のLiers vlaaikeをいただいてみました
PXL_20240121_103952739
でもなんかイマイチでしたね
PXL_20240121_104129813
お口直しとお昼ご飯を兼ねて、ワッフルを頼みました
PXL_20240121_121822656
こちらは大変美味しかったです
訪れたカフェはこちら
PXL_20240121_130804242
長居してすみませんでした!
ちなみに昨日のディナーを食べたのはこちらのレストランでした
PXL_20240121_130816732
同じ写真ばかりで申し訳ありませんが、最後に時計の塔をパシャリ📸
PXL_20240121_130824672
もう駅のところに来ました
PXL_20240121_132806584
駅に着きました
さよなら、リール
PXL_20240121_133522921
夏に来ていたら、もっと旅行者も来ていて印象も違ったのでしょうが、私としてはとても満足のいく旅行でした
昨年からフランスの都市を訪れることが多かったのですが、やっぱり私はベルギー贔屓かもしれません
フラマン語(オランダ語)を解読しながら旅をするのも楽しいですし、食べ物も口に合います
フランスはフランスで凄いと思いますし良いのですが、オーストリアとかベルギーのような小さめな国の方に惹かれるものがあります(多摩の出身だからからでしょうか…??)

お土産はベルギーに行くといつも買って帰るこのクッキーです
PXL_20240127_071017455
私はバター味のシンプルなこういう味が大好きです
そんなこんなでリール旅行記はこれでおしまいです
お読みいただき、ありがとうございました

ベルギーの小さな街、リールへ行った時のことを書こうと思います
これまでもベルギーの街をたくさん見てきたのですが、久しぶりに訪れたことでベルギーへの愛着を再確認しました

旅行をした日はありがたいことに晴れていたのですが、雪が残っていました
PXL_20240120_080730512
アントワープ行きのローカル線に乗ってやってきました
PXL_20240120_102137258
駅にはパンの自動販売機がありました
versはfresh、broodはbreadという意味です
PXL_20240120_102636406
取り出し口のduw hierはドイツ語ならdruck hierなので「ここを押せ」という意味でしょう
冬は観光案内所が閉まっているので、Google mapを頼りに上の写真の市庁舎がある広場を目指します
PXL_20240120_102907885
まずはこの川を渡って…
PXL_20240120_103346139
アントワープ通りを進みます
PXL_20240120_104823936
この画像は次の日の早朝に撮ったもので人が写っていませんが、店が立ち並ぶ賑やかな通りです
PXL_20240121_082528591
アントワープ通りにあるホテル
チェックインはまだできなかったのですが、荷物を預かってもらえました
PXL_20240121_131945509
街の中心地、Grote Marktに到着!当日は市が立っていました
PXL_20240120_110253991
お店を見て回ったのですが、お腹が空いたのでレストランに入ります
PXL_20240120_110226515
寒かったので、紅茶を飲みました
PXL_20240120_112206328
ランチはイタリアン!まずは糖尿病でもOKなオリープを食べます
PXL_20240120_112233309
そして本命のピザ!なかなか美味しかったです
PXL_20240120_113428610
市庁舎の中に現代の冒険者ギルドことツーリストインフォがあるのですが、閉まっていました
市庁舎の中に入ってみたかったので、残念無念
PXL_20240120_110720522
結婚式か何か?がやっていたので、無理すれば入れそうではあったのですが、鶏肉な私は見送り三振でした
気を取り直してGrote Marktを抜けると運河が走っているところに来ました
PXL_20240120_121443722
橋の下以外は凍っていました…寒ッ!
Lierと書いてあったので、写真スポットだと思い、対岸からパシャリ📸
PXL_20240120_121655848
凍った運河を見ていただければわかると思いますが、本当に寒かったです
PXL_20240120_121717434
橋を渡ってSint-Gummarus教会を目指します
PXL_20240120_121809242
聖グマルスはこの街の守護聖人
PXL_20240120_122157306
早速中へ入っていきましょ…え?
PXL_20240120_122357695
ガーン!工事中!?残念…The無念…
教会は1378年から200年にわたって建てられ、1496年にはマクシミリアン帝とマリーさんの息子フィリップ美公と狂女ファナがここで結婚しました
PXL_20240120_124637165
教会の近くにあった図書館です
入ってみましたが、とても雰囲気が良かったです
PXL_20240120_123541958
橋のところまで戻ってきました
レンガの建物にde hooge brugと書いてありますが、これはthe high bridgeという意味ですよ、高橋さん
PXL_20240120_125225050
キリストを抱いたマリア様も寒いので堪らず厚着(嘘
PXL_20240120_125524556
細い道をぬるっと行くと…そこには!?
じゃじゃーん!街のシンボル、ツィマー塔です!
PXL_20240120_125838375
14世紀の塔に1930年にLouis Zimmerの時計を設置したものです
PXL_20240120_130204488
これよ、これ!これを見に来たのよー
時計が向いている方向へ歩いていくと、何やら素敵な門が…
PXL_20240120_130308974
Gevangenpoort
Gevangenはドイツ語のGefangen(捕まえるの過去分詞)、Poortは門
PXL_20240120_132401306
1375年に城壁の一部として作られ、16世紀から1930年まで牢獄として使われていました
さらにぶらぶら散歩をしていくと…
PXL_20240120_132549173
旗のついた素敵な建物が…Stadsmuseum Lier です
入っていきましょう
PXL_20240120_133239785
本当に寒いので、屋内の観光はありがたいです
PXL_20240120_134239031
さらにここで地図も入手しました!冥加!
街の絵です
PXL_20240120_135028288
結構見てきたまんま!
PXL_20240120_135054523
この白い建物は次の日に見ました
PXL_20240120_135445306
博物館の様子がわかっていただけると良いのですが…
PXL_20240120_135643174
小さい街の博物館ですが、街の誇りを感じさせます
PXL_20240120_140916529
正面に見えるのはお祭りで使うお神輿のようなものみたいです
PXL_20240120_141116116
この写真でどう使われるかがご覧いただけると思います
PXL_20240120_143256996
フィリップ美公と狂女ファナ
PXL_20240120_141412091
この街で発見されたマンモスの骨のレプリカです
PXL_20240120_141911118
Pieter Brueghel 子の絵画、Spreekwoorden
PXL_20240120_142419401
Spreekwoordenはドイツ語のSprichwort、ことわざという意味だと思います
バベルの塔や農民の婚宴は同名のお父上のものみたいですね
歴史ある街なので昔のポスターなんかも豊富にありました
PXL_20240120_142855897
今なお建ち続ける市庁舎…イイですね!
PXL_20240120_142939911
博物館を後にして、再びGrote Marktに戻ってきました
PXL_20240120_143553539
地図に絵が載っていたので市庁舎の右裏手にあるSint-Jacob教会を訪れました
PXL_20240120_143733558
いやぁ、見逃してましたよ~
この海香の目をもってしても見抜けませんでした(節穴
PXL_20240120_143839702
戦争で壊れたのを再建したおかげで、再見可能に
Vleeshuis
PXL_20240120_144429897
寒いしあらかた見たようなので、宿に戻ることにしました
最後にGrote Marktの様子を
PXL_20240120_144449173
う~ん…素敵!
PXL_20240120_144831576
ホテルは1階がカフェになっており、ちょうど冒険者の宿みたいな感じでした
シャワーがなんか凄かったです
PXL_20240120_162459750
テレビを見たりベッドでゴロゴロしてから、夕食に繰り出しました
PXL_20240120_183518194
牢獄門の方にレストランがあったので、そちらへ向かっていきます
PXL_20240120_183914643
ベルギーに来たらこれ!Pasteitje met Ragout
PXL_20240120_193929969
ポテトも美味しかったです!

ちょっと中途半端なのですが、写真的にはだいたい真ん中なので、ここで一旦切ります

盗「身を投げようとしてない?急いで!」
エ「おーい、スコット!やめろ!早まるな!」
ス「…っ!」
スコットは崖から身を投げた
魔「<浮遊>じゃ!」
ス「何ィ!?体が浮いて…クソっ!」

盗「それで妹さんの病気を治したかったのね」
ス「治ると言ったのに…奴らは最初から転売目当てだったんだ」
20200317_150655

私には子供がいないのですが、我が子のように可愛いと思うのが、兄の3人の子供と妹の2人の娘、そしてAちゃんです
兄の子供の中で一番上の甥くんは今年で成人し、今年の夏は一緒にドイツを旅行するつもりです
Aちゃんはその甥くんよりも3つ年上のお姉さんで、ロシアとドイツのハーフの子です

Aちゃんとは彼女が赤ちゃんの頃に知り合いました
ドイツにあるロシアの幼稚園に通っていたのですが、家でロシア語を話さないのでロシア語で他の子とコミュニケーションをとるのがキツくなっていたので小学校からは普通のドイツの学校に通い、15歳で渡米、16歳から18歳まではイスラエルの国際学校へ進学し、その後ドイツに戻ってきて芸術・歴史を専攻しています
ドイツに戻ってきてからは大学に行きながら精力的にアルバイトをしていました
テレビ局や博物館員、イベントホール…なんだかいろいろやっていて、働いているのか大学生なのかわからないほどです
イスラエル時代の友人や別の国からやってきた大学の友人が世界中にいて、あちこち世界を飛び回っている印象を受けています
私の両親に会いに日本まで行ったり、今は数か月マンチェスターで勉強しています

私はこのAちゃんが可愛くて可愛くてしかたがありません
「バカでもいいから優しい女の子になってほしい」と思っていました
Aちゃんは私の想像を超えた、聡明で性格のいい女性に成長しました
何より凄いのが、行動力です
引っ越しやバイトの変更などの決断が早く、お金も大切に使います
「可愛い子には旅をさせろ」とはよく言ったもので、彼女はいろいろな経験をして学び、今の自分を作っていったのでしょう

私は自分の人生を思い返しても「思い切った選択」が幸運をもたらしたな…とは思っているのですが、私は意外にも鶏肉で、新しいことに挑戦したり、新しい環境に飛び込むのが苦手です
コンフォートゾーンでぬくぬくやるのが好きなのですが、いざ「嫌だけど仕方ない」という状況になると腹がくくれるような感覚があります
往生際にならないと本領を発揮できないのはもどかしいばかりですが、特に仕事選び&探しは大嫌いで、もう履歴書を書くことを考えただけでも面倒臭で卒倒しそうです
Aちゃんのことは心から「凄いな…」と尊敬しています

最近見た動画でも「考えて何もしない人は成功しない」「成功するには試行回数をあげること」ということが言われていました
私もやろうとは思っているのになかなか踏み出せない、踏み切れないことを思い切ってやってこうと思います
な…なるべくブログも更新するようにします…
「行動するぞ、行動するぞ、行動するぞ」ポア
PXL_20220220_144427551

オイスターベイ<スコットの家>
盗「こんなに離れた崖の上に住んでるなんて…」
エ「(コンコン)誰かいるか?」
女「ゴホゴホ…どうぞ」
20200317_150239
魔「おお…ご病気であったか。相済まん。スコットさんはおるか?」
女「兄なら先刻、闇エルフと外へ出ていきましたが」
エ「あの人影…あれじゃないのか?」

魔「いずれにしてもオイスターベイへ行かねばなるまいて」
エ「先回りはできんだろうが、ここは転送屋に頼もう」

エ「転送屋、オイスターベイまでだ」
転「金貨1000枚」
盗「少しまからないかしら?」
転「ムフ♡シーフさんは無料!金貨800枚」
魔「どういう計算なんじゃ?」
転「男400、女200。よし、転送!」
20200317_145931

市場通りの<薬草屋>
盗「じゃあ…オイスターベイの貧しい漁師スコットがマスターキーでここの錠前を開けてサルチを盗んでいったのね」
リ「わからないわ…サルチが貴重なものだと分かるのは限られた者だけなのに…」
エ「転売ヤーじゃないってことか。サルチは何かの特効薬なのか?」
リ「いいえ」
20200317_145517

なんだかえらく記事を読んでいただいたようで、ありがたいやら、私の警告に従わない冒険者魂を持った読者様が多いという事実に困惑するやら、複雑な気持ちで半笑いしている、往生際の魔術師こと虹城海香です

今日はOffでした
なんでも職員にお金を払うか、月に1度休みを出すか…というのがスタートしました
私たちの職場は病欠者が多いので、ここは当然お金を払って…という流れになりそうなところなのですが、オーナーはお金をとにかく出し渋るので、休みをとらされています
それはそれで良いのですが、今日はBさんも休暇を取っているので、出勤する人はちょっと「お気の毒」ではあります
私は本当は先々週の金曜日が休みのはずだったのですが、そうすると相棒のCさんが一人になってしまうので3連休を諦め今日にしてあげたって寸法なのですが、本来、契約時にはなかった1日休み制はまさしく「言うは易し行うは難し」です
クライアントさんは当然、私が来るのを期待しているわけで、フルタイム勤務で病気でもないのに私がいないというのは、あまり気持ちのいいものではありません
本当は「お金を出す」が最適解なのにな…と内心苦々しく思っていたりします

私にはちょっと年の離れた友人がいます
以前にもちょろっと書いたのですが、その方は旦那と別れ、一人になって定年を迎えた後に同じく熟年の男性と知り合いました
その男性は写真家で、私の住む街にいくつも住居を持っている、ちょっとしたお金持ちです
その男性は旅行好きで、友人もほとんど私の街にいないような感じになってしまいました

最初は「そんなのちっとも羨ましい!」と思い、また「仕事をしなくてよくなったら旅から旅の生活もいいなぁ」なんて思っていました
仕事をしている場合は休暇の期間が決まっていて、その休暇の時は大抵ハイシーズンで旅行自体が高くなってしまいます
しかし、年金生活者はそもそも自宅にいなければならない…なんてことはありません
お金があれば、ビザが許す限り好きなだけ好きなところに滞在できます

ところが、現実はそうではないのです
「家ほど寛げるところはない」というのは本当で、旅行から帰ってくると、その旅行がどんなに楽しかったとしても、どこかホッとするものです
私にとっては愛するフィギュアたちがいるところですし、外泊や外食はずっと続けるのはしんどいものです
件の友人も、本当は行こうと思って買ったコンサートのチケットを譲ってくれたりしたのですが、旅行やコンサートなどの特別なイベント事は特別だからこそ意味があり、それが当たり前になってしまうと、その価値は薄れてしまいます
友人も「旅行がしんどい」「家でくつろいだりコンサートに行ったりしたかった」と言っていました

最近は血糖値対策で運動する際「いかに幸せになるか」というようなテーマの動画をよく見ていました
その中に「SNSを見るな」というのがありました
SNSを見るとキラキラした他人が目に入ります
それが羨ましくなって、相対的に不幸に感じてしまう…ということのようです
中にはそういう人もいますが、通常だとわざわざ不幸をさらして自慢する人はいません
SNSには美味しいもの、楽しそうな姿、成功したときの写真などに溢れています
当然のことですが、その人たちも毎日そんな日常の中で生活しているわけではありません

でも逆に「毎日がキラキラ」だったとしたらどうでしょう?
それではキラキラな毎日に慣れてしまって、幸福や特別感が感じられなくなっているはずです
実は、この「退屈な日常」こそが特別な日や特別なイベントを特別と思えるようにしてくれているのです

私が毎日1時間の運動を課してから1年が経ちました
習慣化するためには3週間ほどかかるとどこかで読んだことがあります
3週間経つまで、脳は新しいことや慣れていないことに対して拒否反応を示すそうです
作業中にスマホの通知に反応すると、元の集中状態に戻すのにとてもエネルギーを使うそうです
また、毎日運転している道は何時間運転しても疲れないのに、知らない道をちょっと走っただけでもどっと疲れたりします
慣れた毎日、退屈な日常は本当はとても素敵なことなのです
何か特別なことをしたわけではありませんが、今日はまったりとした一日を満喫できたように思います
変わらない安全、安心な日常に感謝した次第です
PXL_20210125_230834705

鍵「男の名はスコット。オイスターベイの貧しい漁師じゃと言うとった。これ以上は知らん。本当じゃ!知ってることは全て喋った。だからアメリアを解放してくれ!」
エ「馬鹿め!アメリアは解放してやる…が、お前はここで…」
鍵「ひぃ~」
エ「アメリアとよろしくやるんだな。ちゃんと金は払えよ!」
20200317_145110

duolingoという語学学習アプリにハマっていました
このアプリでは語学の問題が出されるのですが、1つのレッスンを終えるごとに経験値がもらえます
その経験値は週間で集計され、その「勉強熱心さ」を競うリーグに入れられ、他の学習者と比較されます
10個ぐらいリーグがあり、上位7位までが昇格、下位7位までが降格となり、TOP3に入ると賞金が手に入ったりします

こういう経験値稼ぎやランキングに血道を上げてしまう私は、無課金にも関わらず課金勢に敢然と挑んだり、とにかく暇さえあれば語学の問題を解く…そんな生活を送っておりました
先週末も課金者を追い抜くべく、朝から晩までやっていたのですが、日曜日の夕飯時、ふと「…!?これは良くないわ」と気付きました

よくペットを飼う人はペットを飼っているのではなく、ペットのための生活…つまり餌を買ったり散歩をしたり、旅行に行けなかったり…を余儀なくされ、あたかもペットに飼われているかのようになってしまう…そんなことを聞いたことがあります
私も知らぬうちに、このアプリ中心の生活になっていました

私はチョコレートを買うくらいならポテトチップスを買いたいと思うほどポテトチップスが好きで、ポテチソムリエを自称しています
が、糖尿病に悪いのと、何より「やめられないとまらない」というえびせんエフェクト…つまりはその強い中毒性を警戒し、買うのをやめることにしました
大好きなポテチをやめたのに、なぜ同じく中毒性のあるこのアプリを続ける理由がありましょうや?(いやない)

週末が来る前に気付けば…いえ、薄々気付いてはいたのですが、週末の前にやめられていたら、良い週末を送れていたことでしょう
少し悔やまれますが、この週末を犠牲にしたことで踏ん切れたと思うことにしました

このアプリは言語学習における最も重要な継続性に着目していて、本来はとても素晴らしいものです
が、私は極端に走ってしまうので、このアプリと適切な距離感を構築できず、日常生活に支障が出てしまいました
特にオランダ語を楽しく始めたところだったので、ちょっと悲しいのですが、こうしてブログを書く時間や自分のために使える時間が増え、結果的には営団だった…今は東京メトロ…じゃなくて英断だったと思います

さよなら、duolingo
お久しぶり、自由な時間
でも語学学習自体は細々と続けていこうと思っています
PXL_20240120_144639462

カギ通りの<鍵屋>
鍵「いらっしゃ…アメリア!また来てくれたんじゃね!今日もここで燃え…な!」
エ「おっと、悪いね。今日はお楽しみじゃないんだよ。お前さん、好青年風の男にマスターキーを渡したそうじゃないか。そいつのことを喋るんだ。さもないとアメリアの命は…」
鍵「やめてくれー!」
20200317_145004

ア「どうしてもマスターキーが必要で、鍵屋さんに一緒に頼みに来てくれって」
エ「で、行ったのか?」
ア「はい」
エ「そういうの…いいのか?」
ア「時間と報酬、相手の満足…身の危険がなければある程度の事はします」
エ「鍵屋の所へついてきてくれ。報酬は金貨7枚。その際は…ゴニョゴニョ…頼めるかい?」
ア「わかりました」
20200317_144307

扉を開けると金髪の女が全裸でベッドに座っていた
20200317_144059
ア「こんにちは。こちらへどうぞ」
エ「いや、今日はちょっと話をしに来たんだ。最近、君の所に好青年風の男が来たと思うんだけど…」
ア「すみません。守秘義務が…」
エ「情報料…金貨3枚だ」
ア「こんなに?その方ならとてもお金に困ってました」

皆様こんにちは、お久しぶりです
プライベートでショッキングなことがありました
まだ消化しきれておらず、心がザワザワしています
心臓が弱い方、ハッピーエンドでないと我慢できない方、暗い話、悲しい話題が苦手な方は、今すぐブラウザのタグを閉じて下さい




ここを読まれている方は覚悟を決めた方の筈です
本当に良い話ではないので、冗談ではなく、今からでもブラウザのタグを閉じることをお勧めします




では、長くなるかもしれませんが、書いていきます
私のボロアパートは、元々4世帯用に建てられている4階建ての建物です
最上階の私の部屋と最下階は間取りが違っており、おそらく家賃も安いことと思います
2階には大家さんの息子さん(以下、旦那さん)が奥様と一人の娘さんと住んでいます
1階は若い方が入れ替わりで住んでいたのですが、大家さんの強権発動でリフォームされて、内部で階段で繋げて旦那さん宅は2階と1階を使うことになりました
旦那さんは銀行員、奥様は幼稚園の先生、娘さんも大きくなって、マーケティングのインターンシップを始める…そんなことを聞いていました

私と歳の近い旦那さんと奥様に、色白で可愛らしい娘さん
しかも毎月の支出の中でも最大の出費である家賃を払わなくて良い…そんな彼らは「絵に書いたような勝ち組家族」に見えました
歳が近いこともあって「自分が真っ当に生きていたなら、彼らのようになっていたのかも…」と違った世界線の私自身と重ねたりしたものです
とはいえ、そこまで親しいわけではなく、会えばにこやかに挨拶をし、休暇に出るときや私のフィギュアを受け取ってもらったりしたときにお礼を言う…そんな関係でした

旦那さんは「優しいお父さん」といった印象で、にこやかで感じのいい人…そんな印象の人です
奥様はチャキチャキした感じで、幼稚園の先生にありがちな、自分にも他人にも厳しそうな「正義」を持った感じの方
チャキチャキな奥様を旦那さんの包容力で優しく受け止めている…そんな印象がありました

ところが、3階の人と話してみると、旦那さんは大家さんの家の人なのに、家のことで相談してもあまり真剣に取り合ってくれなかった…まるで自分には関係のないことのように聞き流された…と言っていました

私の旦那さんへの印象は逆にかなり良く、いつもにこやかに挨拶を返してくれ、娘さんにも優しく余暇にはスポーツを嗜む、理想のお父さんという感じでした
煙探知機の取り付けのときもきちんとやってくれましたし、雪かきの道具も毎年きちっと出してくれていました

月曜日…私は早番で、早朝から仕事に出ていました
水曜日に担当している研修生の先生の訪問があるため、結局帰ってきたのはいつもと変わらない時間でした
既に何事もなかったかのようになっていたのですが、私がいない間、アパートには色々な人が来ていたとのことです

3階の人が買い物から帰ってくると、娘さんが家に入れなくて困っていたのを見つけました
旦那さんたちの家は1階からも2階からも入れるのですが、どちらの錠も開けられません
1階外、階段を登ってバルコニーも閉まっており、まあどのみち錠がバカになっているのでは…と、業者を呼んだそうです

中では、旦那さんが首を吊って死んでいました
彼は妻と娘に自分の死体の発見者とならぬよう、鍵を壊したようです
(そうすると鍵の業者が中へ入っていくから…らしいです)
遺書も残していたそうです
計画的な自殺でした

奥様は階段に座り込んで、愕然としていたと聞きました
悲しみも深いようですが、自分と娘を遺して逝った勝手さに怒りも滲ませていた…とのことです
チャキチャキした元気な奥様に私はまだ会っていませんが、正直、なんと声をかけていいのかわかりません

数年前、旦那さんは自転車から落ちた時に首を痛めてしまい、その痛みが酷く、銀行をすでに辞めていたとのことで、鬱病も発症していたみたいです
それでも、娘さんや奥様の存在が死を思い留まらせるには十分でなかったのか…そう思わずにはいられません

資格を取って真っ当に働けるようになってから、仕事の忙しさや毎日の日課などに追われて、人と比べるようなことをしなくなりました
それでもスポーツ選手や芸術家などを除いた「普通の人」が到達できそうな絵本のような幸せの条件をいくつも満たしているように見えた旦那さん…
そんな彼も本人にしか窺い知ることのできない苦悩があったのでしょう
旦那さんは死に際し、周到に準備をしていたそうです
娘さんや奥様にも手紙を残し、葬儀のことや財産のことなど、細かく遺書に指示が書かれていたそうです
後でわかったことですが、既に10回ほど自殺を試みていたそうです
彼の死はもう既定路線で、もう時間の問題だったようです

これは私の勝手な考察ですが、旦那さんは今まで大きな「失敗」や「躓き」を経験しなかったのかもしれません
私は子供の頃、意識不明になったり何度か交通事故にあったりしたのですが、辛いことがあるとよく「あの時に死んでしまっていれば…ギリリ」と思ったものです
私は決して強い人間だとは自分で思っていませんが、今思うと辛かった経験で知らぬうちに強くなったように感じます
生きるのに必死の人は、自殺を考えたりはしない…と聞いたことがあります
便利になり、どんどん生きやすくなってきた世の中ですが、それ故に人間は生きるための強さを失ってきているのかもしれません

能力のない私は旦那さんや奥様のようにはなれなかったでしょうが、心の何処かで努力を続けて真っ当に生きていたら、自分もあんな感じだったかも…と考えたりしたこともありました
選ばれなかった選択肢の先を見た思いがします
私は負け組だったので、開き直って「もう好きなようにやってダメなら野垂れ死のう」と、それからは自分で決めて行動してきました
長くかかりましたが、やっと「人と違った道に踏み出してよかった」「私は幸せ」と思えるようになりました
糖尿病も、最初は「なんで私だけ…」と思ったものですが、今はそのおかげで健康維持に気を付けるようになって、むしろ良かったとさえ思っています

何がどうなるかはわかりません
私も若い頃、何度も死んでしまおうと思いましたが、結局最後は自分の責任で選択肢を選び、自分の足で次のパラグラフに進み、その選択が間違っていなかったと思えるようにその後も行動していく…そんなことぐらいしかできないのではないか…と今回のことで考えさせられました

病気になってはじめて健康のありがたみを知るように、こういう事があってはじめて自分の命が与える衝撃を知ったように思います
私は旅行が好きですが、旅行ばかりしていては旅行の刺激に慣れてしまいます
旅行はいつも楽しいですが、旅行から帰ってきた時にホッとすることもまた事実です
普段の職場との往復という退屈ながらも安全な日常が、いかに尊いものか…
そんなことを意識的に感じながら日々過ごしていこうと思い直しました

あらためて、旦那さんの御冥福をお祈りします
奥様と娘さんの心に、再び平穏が訪れますように
また、読者の皆様の幸せをお祈り致します
私も小さな幸せを噛み締めながら、頑張って生きていこうと思います
PXL_20220606_125451504

盗「何て教えたの?」
男「あのエロドワーフは港通りの娼婦、アメリアにぞっこんだって」
盗「ふうん。ありがと。情報料よ」
シーフさんは金貨を指で弾いて渡した

港通りの娼館<妖性館>
受「っしゃい。どの娘にします?」
エ「アメリアって娘、いるかい?」
受「いますよ。階段上がって右の扉です」
20200322_133049

盗「乾杯」
男「ぷはー…で、何が知りたいんだ?」
盗「薬屋に泥棒が入って盗まれたのは薬草だけ。犯人を追ってるの。何か知ってる?」
男「知らねえな」
盗「錠が見事に開けられてたのよ」
男「錠?そう言えば…鍵屋のドワーフの弱みを聞いてった男がいたな。この酒場に不似合いな好青年風だったぜ」
20200317_143321

魔「どゆこと?」
エ「前に銀がここの用心棒を斬ったんだよ」
盗「おじさん、盗賊組合員はいる?」
主人は年老いた男を指さす
盗「あの男の分のエールもくださいな」
主「く…どうぞ」
盗「ありがと♡」
グラスを2つ持ってシーフさんはフードの男のテーブルにつく
男「んだオメーらは?」
盗「うふふ、一緒に飲みましょう」
20200317_143043

盗「錠前は綺麗に開けられていたわ。今までの鍵が普通に使えるくらいにね」
魔「そして盗まれていたのはサルチだけ…」
盗「もっと情報が欲しい。<ぶち犬>へ行くわよ」

市場通りの酒場<ぶち犬>
主「お前たちに飲ませる酒はねぇ」
盗「そう?銀ちゃんを呼んでもいいのよ?」
主「…どうぞ」
20200317_142510

魔「他に盗まれた物は?」
ア「ありません」
盗「犯人は鍵を持ってたの?」
リ「いえ。鍵はこの通り、私たちが持っています」
エ「シーフさん…どう見る?」
盗「気になる点がいくつかあるわ。リリーさん、薬草はもう使われていて返ってこないかも…覚悟しておいてください」
リ「わかりました」
20200317_142023

リ「はい。お願いできますか?」
エ「依頼は受けますが、報酬は後払いで」
盗「まずは現場を見せてくれる?」
20200317_141439
私たちは早速ポートブラックサンドの市場通りへ急いだ
店番をしていたアラゴンが出迎えた
ア「皆さん、来てくれたんですね!店は朝来た時のままです」
盗「ちょっと見てみるわね。妙だわ…」

リリーが<白鳥亭>へやってきた
リ「今日は頼みがあって来ました。店から薬草サルチが盗まれました。あれはとても高価で、育てるのに何年もかかるのです。三重にかけた錠前は全て開けられていました。もちろん無料でとは言いません。こちらが依頼料です」
魔「こんなに…?本当に貴重なんじゃな」
20200317_141112

↑このページのトップヘ